新聞記者
☆☆☆★ 藤井道人 2019年
この内容の映画でユーロスペースがいっぱいに
なっていると聞いて、少なからず勇気づけられ
もしたのは7月のはじめ。その後も1カ月ロング
ランを続け、私が観に行った8月初旬の平日は
さすがに客席はまばらだったが、続いているこ
とが驚きである。まあそれだけあの傲慢さと、
ひとを舐めくさった態度に我慢ならない人たち
も多いということだ。
東京新聞の望月衣塑子の著作を原案として、フィ
クションの皮をかぶった告発映画のようにも読
み取れるようになっている。観ながらふと『ねじ
まき鳥クロニクル』に出て来た「下品な島の猿の
話」を思い出した。早くこの下品さの自己増殖の
サイクルを断ち切らなければと思っているひとは
多いはずだが…。
8.7(水) ユーロスペース
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