☆☆☆★ 岩井俊二 2020年
『ラストレター』と同じ話を中国で映画化し
たもの、監督も撮影監督も同じということで、
よっぽどのマニア向けである。
それなのに、同じ職場の同期と映画館でばっ
たり会ってしまい、しかもどちらもこの映画
が目当てという偶然が既に岩井俊二っぽくて
なんだか気恥ずかしい。
ほんとに『ラストレター』と同じ話なんだが、
夏休みを冬休みに置き換えているからか画が
寒々しいのが残念である。キャストも、広瀬
すずと森七菜のほうが可愛いと私は思います。
そりゃあ『ラストレター』にも観ていて恥ず
かしいショットはたくさんあったけど、初め
てマスクを外すときに女優のまわりをぐるぐ
るまわるカメラも、確かに恥ずかしいけれど
も、岩井さんがそうしたいなら、受け入れま
す! と思えた。しかしなぜか今回は恥ずか
しいだけだった。
全体をとおして、岩井俊二の色が薄めだった
気がする。あんなに「何を撮っても岩井俊二」
になってしまうひとなのに、どうしたんだろ
うか…。
9.19(土) バルト9
同感です。
返信削除ありがとうございます。
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