2020年11月25日水曜日

欲望の翼

 
☆☆☆★   ウォン・カーウァイ  1992年

デジタル・リマスター版を鑑賞。
冒頭から、大学の売店の女の子に「1分ぼく
にくれ」とかいうレスリー・チャンのやたら
スカした男っぷりが笑えるのだが、こういう
キザなのは大真面目にやらないと様にならな
いですよね。レスリー・チャンはちゃんと全
力でカッコつけてて良い。このクサい演出が
ぐっと洗練されると『恋する惑星』になって
いくのだろう。

しかし今更だけどトニー・レオンがカッコい
いのは分かるのだが、レスリー・チャンって
そんなにカッコいいかね。あの下積み時代と
か無さそうな、ちょっとノーブルな感じが良
いんだろうか。

ラストが船室で身だしなみを整えるトニー・
レオンで終わるのは、続編を考えていたから、
とのこと。

                                  11.9(月) 新文芸坐




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