2020年11月1日日曜日

読書㉔


『この気持ちもいつか忘れる』
住野よる 著   新潮社

小説と一緒に、THE BACK HORNの5曲入り
CDが付いているという変わった本である。
若年層からずいぶん人気があるらしい著者だ
が、まあ正直私には関係のないライトノベル
作家だと思っていた。しかし今回は私の最も
愛するバンドとの「コラボレーション企画」
なので、まあ無視するわけにもいかぬだろう。
けっこう長い小説なので、おもしろくないと
これはツライぞ、と警戒しながら読み始めた。
結果、まあツライというほどではないけれど、
義務感も手伝ってなんとかだましだまし最後
まで読み通した、という感じ。まあ私には関
係のない作家という認識に変わりは無い。
ちなみにCDはけっこう良い出来である。










『サル化する世界』
内田樹 著    文藝春秋

対してこのひとの文章はいつもおもしろい
んですよねー。

今回も内容はバラバラだが、どれもおもし
ろい。「比較敗戦論のために」という文章
では、見方によってはフランスは第二次大
戦の「敗戦国」だし、イタリアは「戦勝国」
であるという見解が示されて、うーん、そ
んなこと歴史の授業では教わらないよなー
と目を啓かされる思いがした。





0 件のコメント:

コメントを投稿