2022年1月16日日曜日

トレインスポッティング

 
☆☆☆★★  ダニー・ボイル  1996年

舞台はスコットランド。圧倒的な閉塞感のなか
でヘロイン中毒から抜け出せず、犯罪に手を染
めていく若者たちを、キレキレの映像表現で描
く。当時はかなり斬新だったであろう。観てい
ると、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっ
とブルー』の「底辺中学校」という言葉を思い
出す。

ユアン・マクレガーの坊主頭が非常にカッコい
い。似合うね。あの頭で、あの碧い瞳をギンギ
ンに血走らせて街なかを駆け抜けていると、ま
さに親不孝が服を着て走っている感じで、たい
へん映画的だった。

音楽もなかなか良いが、中でもルー・リードの
"Perfect Day"が印象的に使われている。ま、
もともとこの曲が好きだというのもあるが。

                                  1.9(日) 目黒シネマ




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