2022年1月1日土曜日

ベストテン <新作>

 
賀正。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新作は27本鑑賞。微妙な数字ですが、ベス
ト5では寂しいということで勝手ながら10本
選ばせていただきました。


1. ドライブ・マイ・カー    濱口竜介

2. アメリカン・ユートピア スパイク・リー

3. すばらしき世界        西川美和

4. 偶然と想像         濱口竜介

5. 君は永遠にそいつらより若い 吉野竜平

6. 孤狼の血 LEVEL2      白石和彌

7. JUNK HEAD         堀貴秀

8. 騙し絵の牙         吉田大八

9. 子どもはわかってあげない  沖田修一

10. キネマの神様       山田洋次


<講評>
1位と4位を見ていただければ分かる上に、実
は4位と5位の間には順位上はひとつだが評価
上は深い隔たりがあるので、上位4本はどれが
1位でも別によいということを鑑みても、もう
昨年は濱口竜介に席捲された年だったと言っ
てよい。『ドライブ・マイ・カー』はこの10
年を代表する映画になると思うし、『パラサ
イト』が獲ったのだからこの作品も当然アカ
デミー作品賞に値すると思う。
『偶然と想像』はまた方法論も作風もがらり
と違う短篇集で、おそろしくレベルが高い3つ
の短篇から成る。濱口竜介が今後どのような
映画を撮っていくのか、追いかけていきたい。

洋画は『アメリカン・ユートピア』の1本のみ。
注目作の『ノマドランド』も『プロミシング・
ヤング・ウーマン』も『サマー・オブ・ソウル』
も、いまひとつだった。かといって邦画のレベ
ルが高かったわけでもない。今年も良い映画と
出会いたいものである。

(観た新作映画)
花束みたいな恋をした、アーヤと魔女、すばらしき世界、シン・エヴァンゲリオン劇場版:||、14歳の栞、ノマドランド、騙し絵の牙、ヤクザと家族 The Family、茜色に焼かれる、アメリカン・ユートピア、JUNK HEAD、アジアの天使、竜とそばかすの姫、プロミシング・ヤング・ウーマン、キネマの神様、ドライブ・マイ・カー、子どもはわかってあげない、孤狼の血 LEVEL2、モロッコ、彼女たちの朝、サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)、スクールガールズ、君は永遠にそいつらより若い、浜の朝日の嘘つきどもと、サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜、GUNDA/グンダ、偶然と想像、エッシャー通りの赤いポスト(27本)

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