☆☆☆★★ ウディ・アレン 2014年
ひさびさのシリアス路線。『夢と犯罪』以来ということになるか。
ところどころ笑えるのだが、基本的にはプライドの高い女(ケ
イト・ブランシェット様!)がセレブ生活から破滅してゆく物語
である。
週刊文春のコラムで小林信彦先生は、「ウディ・アレンは実は
喜劇がうまくない」という衝撃のご宣託をなさっていたが、そ、
それは言い過ぎじゃ…とは思うものの、本作の「笑い」以外の
部分が非常に冴えわたっているのは感じる。サンフランシスコ
を舞台にした名作映画は多いけれど、またひとつ仲間入りとい
うことでいいと思う。
この映画は『欲望という名の電車』を下敷きにしてるらしい。
恥ずかしいから小声で言うが、実は戯曲も映画も未見である。
5.13(火) Bunkamura ル・シネマ
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