☆☆☆ ジム・ジャームッシュ 2013年
昨今は、ヴァンパイアもただ無作為に無辜の市民を襲って血を
吸って道端に捨てておけばいい時代ではないらしく、先方もいろ
いろとご苦労が絶えないようだ。血は病院に忍び込んで医師か
ら金で買わなくてはならないし、それには当然リスクがともなう。
厄介な親族にも振り回される。昼はもちろん出歩けないし、飛行
機に乗る時はわざわざ「出発地も到着地も夜」になるように乗継
ぎなど工夫しなくてはならない。面倒なことばかりだ。
着想はおもしろいとは思うが、どうもみみっちいというか、せせこ
ましい感じが否めない。
ラストはなかなかいいが。
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