2014年6月9日月曜日

それでも夜は明ける


☆☆☆★      スティーヴ・マックィーン      2014年


アカデミー作品賞である。前評判によると、ひたすら奴隷の
苦しみが続いて(なんせ12年)あまりに救いが無い、という
話だったのでせっかく釧路でやってるけど観るつもりは全然
なかった。そういう映画も大事だと思うが、やはり『ジャンゴ
繋がれざるもの』のように、「最後は奴隷をいじめた白人を
皆殺し」みたいな映画が好きである。

さて、後輩が観るというので付いて行った。そしてほんとに
前評判どおりの映画であった。アメリカ南部の黒人奴隷た
ちの「事実に基づいた話」ということらしいが、奴隷たちの
「悲哀」なんて生易しいものではなく、彼らの苦痛や、呻き、
絶望、無気力が、息苦しいほどにビシビシと伝わってくる。
これを観たあとに『リンカーン』を観れば、奴隷解放の憲法
修正が成ったときの喜びひとしおであろう。

                                                   5.26(月) イオンシネマ釧路


0 件のコメント:

コメントを投稿