☆☆☆ クリント・イーストウッド 1977年
監督・主演作のわりと最初のほう。
アウトローの警官役ということで、当然『ダーティ・ハリー』と比べられ
るのは織り込み済みだろう。完成度はあちらの方がだいぶ上だが。
「ある事件の証人をラスベガスからフェニックスまで護送する」という
何でもないはずの任務をサクッと遂行しようとするイーストウッドだが、
実はその証人がかなり「アブない」情報を持っていて、マフィアからも
警察からもさんざん追われまくり、彼らは何度も執拗に殺しにくる。
でもなんかいまひとつお粗末というか、緊迫感に欠けるのは気のせ
いか。最大の見せ場はラストの凄まじい銃撃シーン。ここを観るため
だけでも、この映画を観た意味はあった。
当時イーストウッドさんの愛人だった(らしい)ソンドラ・ロックをヒロイン
に起用するという豪快な公私混同をかましているのだが、アクションも
出来るし意外と悪くない。
9.5(金) BSプレミアム
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