2016年4月11日月曜日
ROLLING
☆☆☆★★ 冨永昌敬 2015年
池袋の文芸坐で、去年の日本映画を2本。
まずは界隈でかなり高評価だった「ROLLING」。水戸
を舞台にしたダメ教師とその恋人と教え子の話。
冨永さんは一度もおもしろいと思ったことがないけど、
みんなが褒めるってことはきっとおもしろいんだろうな
と思ったら、やっぱりおもしろかった。
いまどきナレーションがある映画もめずらしいので、な
んだか新鮮である。しかも朝ドラみたいにいちばん前
に出てすべてに優先するナレーションではなく、時に
は音楽に埋もれるぐらい、所在ない感じの控えめなレ
ベルがまた良い。「ですます調」で、自分の至らなさや、
ままならない境遇を語るのも、文学的というか私小説
風である。
ネットのインタビューを読んでたら、日本映画における
ラブシーンって、とかく悲しみをまとったものが多いの
で、とにかく楽しいものにしようということで撮ったラブ
シーンだとあって、たしかに、しがらみとルサンチマン
に満ちたこの映画のなかで、三浦貴大と柳英里紗の
ラブラブぶりだけはとても楽しそうだったのが印象深い。
4.1(金) 新文芸坐
<ツイート>
「その『おこだわり』、私にもくれよ!!」みなさん、第一
回は観ましたか。おもしろかったですね。いやぁ腹抱え
て笑っちゃいましたよ。あの声がガラガラなコ、おもしろ
いね。
<ツイート2>
今週金曜夜に『パリ、テキサス』がBSプレミアムにて!
必見。
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