2018年10月31日水曜日

お茶漬の味


☆☆☆★★    小津安二郎    1952年

デジタル修復版で鑑賞。
主演は佐分利信と木暮実千代。
笠智衆はめずらしくパチンコ屋の親父を演じている。
陽気に軍歌を歌うのもめずらしい。

往々にして時間が経つと題名と内容がこんがらがって、
誰が出てるどんな映画だったかが分からなくなる小津
映画なのだが、今作は覚えやすい。ラスト近くに、長
年連れ添った夫婦を「お茶漬」に例える場面がある。
こんなに題名と内容が一致する小津映画は初めてだ。

それにしても唐突に和解しすぎだよね…。

                                        10.16(火) BSプレミアム


2 件のコメント:

  1. 何故か分からんけど、僕の中で小津ナンバーワンです。

    返信削除
  2. 前から好きだって言ってたよね。
    飛行機が引き返してブラジル行ったはずの
    夫が帰って来たのに全然驚かないのとか、
    今観ると可笑しい。

    返信削除