2020年4月11日土曜日

デューン/砂の惑星


☆☆☆    デヴィッド・リンチ  1984年

カルト的な人気を誇るSF大作である。
未来の宇宙を舞台にしているが、国家間の権謀
術数だったり、神話的なモチーフだったり、親
子間の葛藤だったり、『スターウォーズ』を引
き合いに出すまでもなく、わりと既視感…。
ホドロフスキーも映像化を断念した原作を、ま
だ『イレイザーヘッド』と『エレファント・マ
ン』しか撮っていない駆け出しに任せたわけで
ある。しかし初めてのビッグ・バジェットとは
思えないリンチの落ち着きというか、堂々とし
た演出ぶりには感心する。いろいろ気持ち悪い
ひとやら生物やらが出て来て、楽しそうである。

のちにリンチ作品の常連となるカイル・マクラ
クレンの映画初出演作! スティングも肉体美
を披露している。

                                   4.6(日) BSプレミアム


0 件のコメント:

コメントを投稿