街の灯
☆☆☆★★ チャールズ・チャップリン 1931年
主人公の浮浪者が街角の花売り娘に恋をする、
――観たことないのにそれは知っている、と
いうほどの、まさに「映画の中の映画」だろ
う。初見ですが、ね。
盲目の花売り娘はチャップリンがタクシーで
来てタクシーで去ったと思い込み、お金持ち
だと思う。このへんも巧いが、品行方正な優
等生的映画を想像していると、冒頭の除幕式
の像に酔っ払って寝ているシーンから裏切ら
れることになる。酔っ払ったときと素面のと
きで記憶がつながらない富豪の男や、金を稼
ぐために仕方なく出たボクシングの試合など、
サイドストーリーがしっかりおもしろいのが
すごい。
4.16(木) BSプレミアム
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