2020年6月3日水曜日

Wの悲劇


☆☆☆★★    澤井信一郎    1984年

さすがは荒井晴彦の脚本で、ただのアイド
ル映画とは一線を画しており、劇中劇の扱
い方など唸らされる。
人気劇団の研究生(薬師丸ひろ子)が、大
女優(三田佳子)のスキャンダルの火の粉
をかぶる代わりに大きな役を与えてもらう。
腹をくくった薬師丸の嘘八百を並べた記者
会見がなかなか奮っている。

薬師丸ひろ子の酔っ払う演技がキュートな
のだが、酔った芝居といえば個人的には
『わが母の記』の宮﨑あおいが忘れがたい。
厳しい演出家の役で蜷川幸雄も出演。研究
生のライバルは高木美保。今ではすっかり
コメンテーターだが、美人である。

                          5.17(日) BSプレミアム


0 件のコメント:

コメントを投稿