2020年12月10日木曜日

レイニーデイ・イン・ニューヨーク

 
☆☆☆★★  ウディ・アレン  2020年

ニューヨーク育ちのティモシー・シャラメが
田舎娘の恋人エル・ファニングにニューヨー
クを案内しようと練りに練ったデートプラン
を用意するのだが、彼女の「映画監督へのイ
ンタビュー」の仕事がずるずると長引き、や
きもき…。そのうち彼女はプレイボーイの俳
優から口説かれ、ティモシーも元カノの妹と
再会してなぜか自主映画に出演することにな
りキスシーンまで演じさせられて、ふたりは
とことんすれ違いつづける。
まあこのへんのコメディな展開はいつものウ
ディ・アレン節というか、もっといえば『ミ
ッドナイト・イン・パリ』的とも言えるか。
いつもと若干違うのは、エル・ファニングが
ミーハーなおつむの悪い小娘と思いきや、映
画人たちから妙に気に入られるほどの知性が
隠されている…かのようで、やっぱりバカな
のか。結局最後までよく分からないところか。

撮影監督のヴィットリオ・ストラーロって、
ひょっとして…と思ったらやっぱり『ラスト
エンペラー』とか『地獄の黙示録』を撮った
スーパー大巨匠ですね。最近3作、ウディ・
アレンと組んでるようだ。

元カノの妹を演じているエキゾチックな女の
子にどうも見覚えがあるなーと思っていたら、
『デッド・ドント・ダイ』でモーテルでゾン
ビに殺されて生首になってた娘(セレーナ・
ゴメス)だった。

                        11.16(月) ギンレイホール




2 件のコメント:

  1. ウディアレンってなんだかんだ良いですよね。

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  2. いつも「観なきゃ」と思ってるうちに終わっちゃうんですがね…

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