ジャック・ケルアック 著 青山南 訳 河出文庫
読了にずいぶんかかってしまった。
おもしろくなかったわけではないが、あまり熱中できなかった
感じ。すみれ(『スプートニクの恋人』)の愛読書じゃなかった
ら、第3部ぐらいでやめてたかもしれない。
解説で青山南は、ケルアックの魅力は、その語感の鋭さと、
独特の造語の面白さである、という意味のことを書いている。
つまるところ、ケルアックの面白さをそっくりそのまま日本語
に移植するのは無理です、と言ってるようにも聞こえるが、
どうしても翻訳で読めば、個々の語感とか造語とかよりは、
ディーン・モリアーティやサル・パラダイスの「人物そのもの」
とか、路上(ロード)をひた走る「旅そのもの」に目がいってし
まう。そして、人物そのものや旅そのものは、まあ言ってしま
えばそんなに面白いもんでもない。と、思ったのだが、異論
があればお待ちしています。
サル・パラダイスの名前だけで
返信削除かっけーなと思ったけど
内容あんま覚えてねぇwww
翻訳にもよるよね、明らかに。
バロウズの裸のランチはカッコ良い文章でした(途中で読むのやめたけど。。)
ケルアックという人は非常に興味深いね。
返信削除仲間の本の題名はこの人が付けたものが多い、
とかそういう話。「裸のランチ(Naked Lunch)」
もケルアックが付けたらしいし(by 巻末解説)。