2012年10月12日金曜日

夏の読書(少ないです)③

『昭和のエートス』

内田樹 著     文春文庫

毎回書いているような気がするが、ウチダ先生の論旨はとにかく
分かり易い。なのに論理の穴があまり見付からない。すばらしい
ことですね。ただ、今でも「分かり易さ」への警鐘が耳の奥の方で
微かに鳴るのを聞きながら読んでいる。

本書の中では、カミュについて書いた「アルジェリアの影」が白眉
だろう。すばらしい文章で、はっきり言って私は感動してしまった。

以上、夏の読書でした。ほんとに少ないなぁ…。


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