☆☆☆★★ ウディ・アレン 2010年
ウディ先生の良いところは、自分の願望(性的なものも当然なが
ら含む)を隠そうともしないところです。オープン。"妄想力"で俺
に勝てるやつがいたらいつでもかかって来い、という感じです。
恐れ入ります。
落ちぶれたかつての物理学の大学教授のところに、発育の良い
家出少女(エヴァン・レイチェル・ウッド)が転がり込んでくるところ
から話は始まる。無学な田舎少女は、ニューヨークの何たるかを
知らず、芸術の何たるかを知らず、物理学の何たるかは当然の
ごとく知らない。偏屈な教授が、いろいろなことを仕方なく教育し
てやっているうちに、少女は教授のことが好きになったから結婚
してくれと言い出す、という、まあ、ええ、ロマンティック・コメディ
なんですがね…。
いやぁ、このしょーもない話をウディ・アレンが映画にするとおもし
ろいってんだから、やはり粗筋では映画の本当のところは分から
ないということですね。人生万歳!
原題は「Whatever works」劇中では「何でもあり」と訳されていた。
10.13(土) BS-TBS
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