2020年2月19日水曜日

舞踏会の手帖


☆☆☆  ジュリアン・デュヴィヴィエ  1937年

昔からタイトルは聞いていて、観たいなぁと
思っていた。例によって得意のBSで捕獲。
監督は『望郷』を撮ったデュヴィヴィエ。あ
の映画はカスバの迷路のような街と若きジャ
ン・ギャバンが印象的だった。

夫に先立たれた未亡人が、昔の手帖を頼りに、
かつて自分に愛を告げた男たちを順番に訪ね
る。ひとりづつが短篇のようで互いに関係は
無いので、オムニバス形式と呼ばれるのだろ
う。

しかし、のっけから息子に死なれて半狂乱に
なった母親が出て来てひとしきりヤバい感じ
の気まずいやりとりになり、わたしだったら
この時点で旅はあきらめて帰宅すると思う。

それからもまともな男はひとりとして出て来
ず、おまえかつてどんだけヒドいことをして
きたんだとヒロインを問い詰めたくなる。

                                  2.2(月) BSプレミアム
   

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