2020年2月21日金曜日

ジョジョ・ラビット


☆☆☆★★  タイカ・ワイティティ 2020年

第二次大戦中のドイツ、まさにユダヤ人を強制
収容所に送っているときのドイツを舞台にしな
がらも、苦いばかりでない、爽やかで愛らしい
青春映画にもなっている秀作である。

子役ってすごいね。
自分がこの年頃だった時を思うと、いったい何
をどういうふうに考えてこんな芝居ができるん
だろうと、もう想像すらもつかない。小生意気
なのがまた逆に可愛いというのも分かってやっ
てるんだよね、きっと。

スカーレット・ヨハンソンは過去最高の芝居で
はなかろうか。体温の伝わってくる素晴らしい
演技だった。
この映画の教訓としては、いかに崇高な忠誠心
さえも、キレイなおねえさんの前には形無しと
いうことか…。

                                   2.7(金) シネクイント


2 件のコメント:

  1. ジョジョラビット大好きです。
    子供は無垢なので時代の影響を強烈に受けて歪んでしまいやすい一方で
    持ち前の純粋さや素直さがあるので、そのギャップに苦しむジョジョの姿が
    私めの心に響きまくりでした。
    やはり子供は生まれてくることや生まれてくる時代を選べない時点で不遇なので
    幸せになる権利が保証されるべきで、我々大人としては子供が生まれてきたことを
    嘆くような世の中にだけはしないように尽力するしかないと思わされたのでした。

    スカーレット・ヨハンソンの力の抜けた温かい演技は秀逸で
    初めて彼女の演技に感動しました。激しく同意します。

    というわけで?帰国した進行中の彼と会うために近いうち再集合しましょう。

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  2. 良い映画だったよなー。
    最後デヴィッド・ボウイの"HEROES"を誰かがカバーしてる曲で終わっててそれも良かったんだけど、あれ、そういえば「イングロリアス・バスターズ」でもデヴィッド・ボウイ重要な場面で使われてたなー、ナチスとデヴィッド・ボウイの音楽はなぜか相性が良いのだろうか、などと思いながら静かに感動してました。

    ああ、奴ね。出国したことを知らなかったけど帰国したのなら話を聞こう笑。

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