2021年7月8日木曜日

バッファロー'66

 
☆☆☆★★  ヴィンセント・ギャロ 1998年

前回書き忘れたが「衝撃の監督デビュー作!」
という特集で、目黒シネマで2本立てを観た
のである。2本とも見ごたえがある良い映画
だった。

刑務所から出所した男(ヴィンセント・ギャ
ロ)が、「女房を連れて帰る」と母親に啖呵
を切ってしまった手前、「実は嘘でした」と
白状することもできず、たまたま近くを通り
かかった女(クリスティーナ・リッチ)を拉
致して脅迫して車を運転させた上に、自分の
妻を演じさせて実家に連れて行く(最悪だ)。
女は妻の役をわりとうまくやったのに「あり
がとう」の一言も無く、ときどき大声で怒鳴
りながら、急にボウリングの腕前を披露して
きたり、ふたりで証明写真を撮ったり、まっ
たく予想のつかない展開になってくる。まあ
とりあえず男は口は悪いが気が弱くて繊細だ
ということはとても伝わってくる。

クリスティーナ・リッチって、『アダムス・
ファミリー』のウェンズデーだったのか!
いい女になっててびっくり。

                               6.22(火) 目黒シネマ




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