☆☆☆★★ ジョン・フォード 1939年
銀行家、ギャンブラー、ウィスキーの販売
人、アル中の医者、妊婦…。立場の違う強
烈なキャラが馬車に乗り合わせる。アパッ
チの襲撃が予期される危険な旅路であり、
乗客がお互いの利害を超えて一致団結する
ことだけが生き延びる道である。
ドンパチよりも、このクセのあるキャラた
ちの思惑のぶつかり合いこそがこの映画の
おもしろさであって、この映画が西部劇の
名作と言われているのには膝を打つ思いが
する。これまでさんざんジョン・フォード
の映画を観てきてあまりおもしろいとは思
えなかったが、西部劇の楽しみ方の一端が
見えた気がした。
11.28(日) BSプレミアム
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