☆☆☆★ 土屋豊 2013年
2005年に起きた殺人未遂事件、タリウムを
盛って母親を毒殺しようとした女子高生を
モチーフにしたフィクション。冒頭いきなり
カエルを解剖してまだ動いている心臓をうっ
とりと見つめる倉持由香から始まるため、苦
手なひとには閲覧注意ではある。
科学に強い興味を持つ“タリウム少女”の日記
風に映画は進んでいく。彼女は興味の延長線
上にあるものとして、自分の母親に毒薬タリ
ウムを少しずつ投与し、その経過を冷徹に観
察していく。一方で高校では陰湿ないじめに
も遭っており、自分の受けているいじめをも
冷静に観察しているようで、まことに気味が
悪い。
しかし編集がなかなかキレがよく、嫌悪感よ
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