巴里の屋根の下
 
☆☆★★★ ルネ・クレール  1930年
トーキーの黎明期とのことで、なるほど
半分サイレント映画のような作りである。
いかにも過渡期、といった感じで、こう
言っちゃ悪いがいま観ると中途半端にみ
える。
パリの市井のひとびとを描いた心温まる
作品とのことだが、基本的にはヒロイン
であるポーラをめぐる男たちの争いであ
る。だが、ポーラの性格に難がありすぎ
る。あっちにふらふらこっちにふらふら
で、主人公が愛想を尽かすより前に観客
が愛想を尽かしてしまうのではないか。
                       1.6(水) BSプレミアム
 
 
 
 
          
      
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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