2021年1月7日木曜日

天気の子

 
☆☆☆★   新海誠    2019年

今年の映画はじめは、地上波初放送の大ヒッ
ト作。公開時に観たひとも多いだろう。そし
て観る前からすでに「愛にでーきるー」の歌
にはとっくに飽きているという特殊な状態。

天気を自由に操れる少女、というイメージが
なかなか良い。実写ではどうにもならんもの
の最たるものが天気である。アニメで扱うの
は良い考えかもしれない。細部に気になる点
は幾つもあったが、少なくとも『君の名は。』
より楽しんで観ることができた。
1つは終盤、線路を走って逃亡の挙句に帆高が
たどり着いたあの代々木の雑居ビルに、須賀
が現れた理由がよく分からなかった。あいつ
さえ来なければあんな面倒なことになってな
いのでは。ついでにもう1つ言うと、警察署を
脱走した時にちょうどあの女の子がバイクで
通りかかるってそりゃ無いよ。ご都合主義が
過ぎる。

しかし美少女ひとりと引き換えに3年間(そし
てこれからも)雨が降り続くとなると、代償
があまりにも大きいな、と思ってしまう。
だって野菜とか屋外では育てられなくなるし、
浴室乾燥機ない家だと洗濯物だって乾かない
よ。ってこんな与太話はもう公開時にとっく
にされていると思うけど。

                                   1.4(月) テレビ朝日




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