☆☆☆★ バリー・レヴィンソン 1988年
グウーッッモーニーン、ヴィィエットナーム!!!
というのが、それまでの退屈な放送を一新すべ
く、ベトナム戦争に従軍しているアメリカ軍兵
士向けのラジオ番組DJに任命された男の第一声
である。型破りなロビン・ウィリアムズのマシ
ンガン・トークが痛快。撮影のために訓練した
にしても、あまりにも堂に入っていると思った
ら、本当にスタンダップ・コメディアンをやっ
てたこともあるんだってね。
ただこういうネタの映画は、少ない文字数の字
幕ではおそらく3割は情報を捨てていると思わ
れるし、実際にアメリカのテレビ番組や政治家
のパーソナリティを知らないと何がおもしろい
のか分からないジョークも多い。向こうでは権
威や権力をおちょくり、笑いのめすという文化
が根付いていることが羨ましくも見えるだけに、
ジョークの意味が分かったらなーと夢想してし
まう。
権威に楯突いたものがへこまされ、それでも最
後に一矢報いて去っていくという展開はまった
くの型どおりではあるものの、題材とロビン・
ウィリアムズによる勝利であろう。
この監督、次作が『レインマン』だそうで。
ノッてますね。
2.25(金) BSプレミアム
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