2011年4月16日土曜日

JUNO

☆☆☆★★       J・ライトマン      2008年

16歳で妊娠してしまった高校生JUNOちゃんの10ヶ月間を追った
ストーリー。何年か前に「14才の母」というドラマがあったが、あち
らの志田未来の役どころとはだいぶ違って、JUNOちゃんはパン
クロックとギターをこよなく愛し、大人と会話するときは常に「余計
なジョーク」を言わずにおれない、なかなか愉快な子なのである。

映画として観たとき、JUNOの周囲の大人が寛容すぎる・理解が
ありすぎて不自然だとか、「十代の親をもつ家庭は得てして不幸」
と言った検査技師を論破したことになってるがあれじゃ全然論破
できてねーとか、いろいろ批判はあり得るだろう。しかし映画が進
むうちに、だんだんとJUNOちゃんのクールを装った健気さが愛お
しくなってきたのは確かであって、映画の好き嫌いって結局そうい
うところで決まってしまうので、私はこの映画は好きだ。

「仁義なき戦い 代理戦争」以来、5本連続で非常に好ましい映画
が続いた。どれも自信を持って「面白いですよ」とオススメできるも
のばかりである。まあおれが作ったわけじゃないけど。
そして来週からはついに、山田洋次監督が選ぶ「家族」の映画50
本がBSプレミアムで始まる。さっき数えたら、50本中16本は観てい
たが、非常に楽しみであることに変わりはない。

                                                               3.31(木)  BS-2


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