こまつ座
作:井上ひさし 演出:鵜山仁
出演:内野聖陽・有森也実
旅回りの役者が、楽屋で化粧をしながら語る
一人芝居。有森と内野でそれぞれ一幕づつ、
ということで「化粧二題」。この二人の組み
合わせでは2019年の初演以来、2年ぶりの再
演とのこと。
一人芝居というのは、観客も若干の緊張を強
いられる。なにせ役者が放った芝居を受け止
める相手は舞台上にはおらず、笑うも静観す
るも固唾をのむも、すべては観客に委ねられ
ている。
舞台には一人だが、話している相手がいるこ
とを感じさせる。そのへんは内野が巧かった。
体も大きいし、声もデカい。舞台映えする役
者である。
大衆演劇の楽屋はどこもそうなのか知らない
が、ちあきなおみとか藤圭子なんかの演歌が
ひっきりなしに流れている。知らない曲なら
気にならないのだが、知ってる曲がかかると
多少耳をとられるところがあった。
8.21(土) 紀伊國屋サザンシアター
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