2021年9月9日木曜日

麗しのサブリナ

 
☆☆☆★★  ビリー・ワイルダー  1954年

オードリー・ヘップバーンとハンフリー
・ボガート。ワイルダーの演出が冴える、
ロマンティック・コメディの教科書のよ
うな映画である。

ヘップバーンは富豪であるララビー家の
専属運転手の娘。ボガートは堅物の長男。
さすがに歳の差はちょっと気になるが、
まあ映画ですから。私は、ヘップバーン
が花嫁修業にパリの料理学校に行くのが、
運転手の父親の経済的負担にまったくなっ
ていない様子なのがずっと気になってい
た。娘をパリに2年間行かせて、料理学校
の学費もオシャレな洋服(本作のヘップ
バーンの衣装はジバンシィが手がけてい
る)にも不自由させないほどの仕送りを
できるのだろうか…。

とはいえ、細かいことは抜きにして楽し
める映画である。最近、ヒッチコックと
ジョン・フォードとワイルダーの作品で
未見のものは必ず録画するようにしてい
るのだが、わたしはワイルダーがいちば
ん好きだな。

                       8.18(水) BSプレミアム




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